にゃにゃ山日記

広く浅く

「イクメン」に思うこと。言い方ひとつで変わることもある

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こんにちは🌛

 

少し前から「イクメン」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。

 

 

これは「育児をするメンズ」

のことを指す言葉ですが、

 

今回の記事ではこれらの言葉について

私がちょっと気になることを書きます。

 

 

目次

 

 

イクメン

 

まずこの「イクメン」についてですが、

 

なんか変な感じがしませんか?

 

 

たしかにこの言葉のおかげで、

男性にとっても育児が身近になるかもしれません。

 

 

でも

「お父さん」や「パパ」

といった、男性保護者を表す言葉はもうあるじゃないですか。

 

わざわざ「イクメン」て名付けるの

ちょっと不思議じゃないですか?

 

これではまるで

「お父さん」や「パパ」は育児しない

みたいじゃないですか。

 

 

そこで、これを女性に当てはめてみます。

 

育児するウィメンだから…

 

「イクウィメン」

 

語感がめちゃくちゃ悪いですが、

まあこんなところかと思います。

 

イクメン」があるなら「イクウィメン」もあったって良いですよね。

 

でもなぜないか。

 

これは個人的な見解ですが、

やっぱりまだ

育児は女性の仕事

という意識が大衆に染み付いていることが原因だと思います。

 

育児をするのは性別関係なく保護者の責任であるはずなのに、

男性が育児をすると「イクメン」だのなんだのと周りがちやほやするんですね。

 

これは、育児をしている全ての男性に対して失礼なことでもあると思います。

 

当たり前のことを当たり前にやっているだけなのですから。

 

 

家事を手伝う

 

以前うちの父が全く家事をしないことを

愚痴る記事を書きましたが、

 

 

やはりまだ

家事は女性に任せっきり

という男性が多いのではないかと思います。

 

そのことに加えて、

家事を「手伝う」という表現もまだまだ目にします。

 

 

一体これのどこが変なのかというと、

家事を「手伝う」という表現が

 

あくまで女性の仕事である家事を、やってあげる

 

というようなニュアンスを感じさせるところです。

 

 

 なんか上から目線で、他人事のような気がするんです。

 

 

家事は決して軽い労働ではありません。

その家庭での生活を支える大切な基盤です。

 

私は、それを誰かひとりに任せるべきではないと思います。

その家庭で生きている人全員が助け合う必要があると思います。

 

家事は生きていくための活動なのに、

「手伝う」なんて他人事のような気がしてしまうのです。

 

言葉が与える影響

 

言い方ひとつでごちゃごちゃうるさかったですよね。

 

そんなん誰も気にしてねえよ、ですよね。

 

 

 

しかし

陳腐な表現になってしまいますが、

言葉の持つ力って侮れないんじゃないでしょうか。

 

極端に言えば、

言葉が人を生かすことも殺すこともあります。

 

 

そこで、今回お話ししたことに置き換えてみます。

 

まず「イクメン」という言葉。

 

先ほど言ったように、

この言葉の裏には

「育児は女性がやるものだ」

という意識が眠っています。

 

つまり、

この言葉を使っている間は、

「育児は女性の仕事」という意識を

人々の中に植え付けてしまうことになるのではないかと思います。

 

 

次に「家事を手伝う」という言葉。

 

やはりこれは、

当事者意識がだいぶ欠けている言葉

だという印象を受けます。

 

「手伝って」るだけだから、

時間が無かったり、嫌になったりしたらいつでも辞めていい

 

という意識も生まれてしまうのではないでしょうか。

 

しつこいようですが、

家事は生きるための労働です。

衣食住を共にする人全員がやるべきはずのものです。

 

それなのに「手伝う」なんか言ってたら

いつまでたっても

誰かに任せておこうという意識が抜けない気がします。

 

子どもがおてつだいするんじゃないんですから。

 

 

最後に

 

思ったことをいろいろと書いてしまいました。

 

間違えているところがあったら

ご指摘を頂きたいです。

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。