小中学生が一人暮らし?「山村留学制度」調べてみた
こんにちは🐈
今日「ナニコレ珍百景」という番組を見てたら、
「山村留学制度」というものがあることを知りました。
で、その制度をもっとくわしく知りたい!
と思ったためこの記事を書くことにしました。
目次
「山村留学制度」とは
自然豊かな農山漁村に、小中学生が一年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、様々な体験を積む活動です。
四季を通した様々な自然体験、キャンプなどの野外活動、小規模校での授業、地元との交流など、一年の間にはたくさんの体験が待っています。
また、子どもだけでなく、保護者の皆さんにも地域や保護者同士の交流が生まれ、家族全体の体験の場となっています。
この制度の対象となるのはなんと小中学生。
この歳で親元を離れ、自然豊かな土地で一年間を過ごすのだそうです。
また、山村留学には四つのパターンがあります。
- 学園方式・・・月の半分は了生活、もう半分は農家でのホームステイというパターン
- ホームステイ方式・・・一年間地域にホームステイをするというパターン
- 寮方式・・・一年間寮で生活するというパターン
- 家族方式・・・家族で転居し生活するというパターン
これらの中から適宜その子にあったスタイルで留学をするのだそうです。
個人的に驚いたのは、最後の「家族方式」。
一家まるごとその土地に行っちゃうってなんか素敵ですよね。
でもこれは保護者の方のお仕事とかもあるから現実的にはちょっとむずかしいのかな…とも思いました。
山村留学制度はなんのためにやるのか
基本的にはさまざまな自然体験や農山漁村の暮らしを体験することによって、子供たちの生きる力を育むことを目的としている。
自然を知るということだったら、
私も小学生のころ変なキャンプみたいなのに行かされたことがありますが、
あれはたかだか一泊だったので、この留学制度と比べるとお遊び程度だったと思います。
一泊しただけで知る自然なんてって感じです。
そのことを考えると改めてすごい…
もう一度言いますが小中学生ですよ?
小中学生のころから「親元を離れて暮らすことで、自立を促す」って…まだいいんじゃないの?
まだ自立する必要ないんじゃないの?
とか考えてしまう私の考え方はもう古いのかもしれません。
次世代が頼もしすぎて向ける顔がありません。
どんな子が参加する?
自然体験や集団生活体験による、心身の成長と体験の積み重ねを目的としている子を対象としています。
一部には、学校不適応などの問題や家庭事情から改善目的で参加する方もいますが、そうしたお子さん専門のシステムではありません。
大切なのは、山村留学が子どもにとって最適であるかどうか、また、お子さん自身に留学する意志があるかどうかです。
親又は周囲の意向だけで無理やり行かせたり、単に素行改善を目的に留学させるということは、かえって山村留学がマイナスになってしまう場合がありますし、受入側でも受け入れるかどうかの判断をしていますので、そうしたお子さんはあまり受け入れてくれません。
学校に行けなくなってしまったり、
さまざまな家庭の事情を抱えたりする子どもたちが、
それを改善するために参加することもあるようですが、
それでもあくまで参加者に求めるのは「留学したい」という意欲だということです。
前述した「ナニコレ珍百景」で見た山村留学をされている方は、
「海が好きだから」という理由で自ら進んでこの制度に申し込みたいと言ったそうです。
本人の強い意志や行動力があってはじめてこの制度は成り立つんですね。
調べてみて
なにげなくテレビを見ていてなにげなく知った「山村留学制度」。
私がだらだらテレビを見ている間にも、
私より若い子たちが親元を離れてがんばっているんだと思うと、なんだか恥ずかしくなってきました。
私が小中学生のころなんて「今日の夜ごはんのこと」しか考えてなかったです。
ましてや親から離れて暮らすなんて、とてもじゃないけどできなかったです。
山村留学制度に参加しているすべての小中学生、
そしてその保護者やご家族、
受け入れ先の地域の方々。
本当に尊敬します。