アクアマリンふくしま行ってきた!水族館反対派の意見を見て考える
こんにちは!
突然ですが、この間福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」へに行ってきました。
アクアマリンふくしまとは?
アクアマリンふくしまとは正式名称を「ふくしま海洋科学館」といい、海にくらす生き物たちはもちろん、ヘビなどの爬虫類やカエルなどの両生類、犬などがいる大規模な施設です。
「海を通して人と地球の未来を考える。」というキャッチコピーの下、遊興施設としての水族館だけではなく、教育・研究施設としての水族館としても機能しています。水族館と聞くと「子ども向けだ」と思われるかもしれませんが、生きものたちの生態を楽しみながら学べるので、大人の方でも充分楽しめるはずです。
生きものたちは人間の娯楽材料ではない
アクアマリンふくしまは、ただ生き物たちを展示するだけの水族館ではありません。福島での捕鯨の歴史や、魚がどうやって食卓に、私たちの口まで届くのか、日本人とウナギの関係など、「海」という身近な自然から「地球」のことを考えることを目的としている施設です。
しかし、水族館には反対意見も多く、存在自体をよく思っていない人が一定数いるのが事実です。
動物園と言う特殊な環境は、人は自然を支配し、動物は人に奉仕するために存在する道具なのだという間違った自然観を植え付ける危険性があります。
人も自然、地球、動物の一部であるということを学ぶことはできません。
アクアマリンふくしまが引用元が述べるような施設でないことは強調しておきますが、それを見る私たちの姿勢はどうでしょうか。「誤った動物愛護」思想に囚われてはいないか、ただの娯楽として生き物たちを消費してしまってはいないか。
これからは、このような考え方を常に心に置き、水族館の展示を見るようにしようと思います。
イルカショーのない水族館
アクアマリンふくしまにはイルカショーがありません。イルカショーがないのは大阪の「海遊館」も同じです。水族館というとイルカショーがあるというイメージを持ちやすく、それがないこれらの水族館は、人によって「つまらない」場所になってしまうかもしれません。
ただ、ショーに出ているイルカの姿は本当のイルカの姿だと言えるでしょうか。人間の指示した通りにジャンプし、時には人間を背中に乗せて泳ぐ…
これを見た人が、「イルカって賢いね」「人の言うこと聞くんだね」と、先ほど引用させていただいたように、「人間が自然を治めている」のだという錯覚に陥ってはしまわないか。
イルカショーを客寄せのために用いる水族館は論外ですが、実際にそのような施設にも行ってしまったことがあります。「楽しいから」「せっかく水族館に来たから」イルカショーを見たいと思うのは、再考の必要があるのではないかと思います。
まとめ
アクアマリンふくしまは、一般的な水族館像を持ち来館される方でも関係なく楽しめる施設です。広い水槽で悠々と泳ぐ生きものたちの姿は美しく、展示方法も工夫されているので、館内を見て回るだけで学べます。
そしてぜひ、もう一度「水族館」についても考えてみてほしいと強く思います。